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確定申告で100万円還付された配信者が、同じ失敗を繰り返さないために書く話

確定申告で100万円還付された配信者が、同じ失敗を繰り返さないために書く話

私は本業の給与に加えて、副業としていくつかの収入があります。2026年、初めて確定申告をしました。

使ったのは freee会計。「初心者でもできる」という評判を信じて進めた結果、約100万円の還付金が口座に振り込まれていました。

追加で税金を払うはずの自分に、還付金が発生している。明らかにおかしい。税務署に自分から連絡して返還しました。

原因は、経費の二重計上でした。同じ経費を別の入力経路で2回入れてしまい、所得が実態よりも大きく圧縮されていたんです。

この経験の詳細は noteの記事 に書いています。ここでは、配信者・副業フリーランスとして確定申告に向き合う上で、自分が知っておきたかったことをまとめます。


配信者はいつから確定申告が必要か

会社員として普段は年末調整で税金の清算が完了しています。ただし、副業の所得(収入 − 経費)が年間20万円を超えた場合は確定申告が義務 になります。

たとえば、

  • Twitchのサブスクライブ収入の年間合計が20万円超
  • YouTubeのスーパーチャット累計が20万円超
  • 複数プラットフォームの合計が20万円超

こういったケースでは、翌年2〜3月の確定申告期間中に申告が必要です。

「バレないだろう」は危険です。配信プラットフォームの収益は決済代行を通じて銀行口座に振り込まれるため、税務当局が名寄せしやすい形で情報が残ります。


確定申告で「お金が戻ってくる」ケース

申告 = 税金を取られる、だけではありません。確定申告で払いすぎた税金が戻ってくる(還付) ケースもあります。

医療費控除

年間の医療費合計が10万円を超えると、超えた分の一部が所得税から差し引かれます。歯科矯正や入院費が重なった年は確認してみてください。

機材の経費計上

配信に必要な機材(PC、マイク、カメラ、キャプチャーボード、照明など)の購入費用は「経費」として収入から差し引けます。所得が減る分だけ税額も下がるので、結果的に還付が発生することがあります。

ふるさと納税

私も初めてふるさと納税をした年に確定申告しましたが、ワンストップ特例と確定申告の使い分けが分かりにくく、ここも混乱した部分でした。確定申告をする年は、ワンストップ特例が無効になる点に注意してください。


配信者が経費にできるもの

配信活動に直接関係する支出は「必要経費」として計上できます。

経費の種類具体例
機材・設備費PC、マイク、Webカメラ、キャプボ、グリーンバック、照明
通信費配信用のインターネット回線(按分が必要)
ソフトウェア費有料プラグイン、グラフィックツール
学習費配信・開発に関する書籍やセミナー
消耗品デスク、チェア(仕事専用であることが前提、按分可)

ただし、「ゲームを楽しむためのソフト代」はグレーゾーンです。配信で実際に使う根拠がなければ厳しい。判断に迷う場合は税理士に相談することをおすすめします。

私の場合、経費として計上した実費は約60万円でした。配信機材、PC関連、通信費が中心です。金額としては妥当な範囲だったはずが、入力ミスで二重に効いたのが今回の失敗でした。


会計ソフトの「完了」を信じすぎない

今回の経験で一番強く感じたことです。

freee会計が悪いわけではありません。ツールとしては優秀です。ただ、入力した数字が正しいかどうかは、ソフトは判断してくれません

同じ経費を別の名目で2回入力しても、エラーにはなりません。計算が完了し、「申告書ができました」と表示されます。

初めての確定申告でこれをやると、完了画面を見て安心してしまう。私がまさにそうでした。

最低限、提出前に確認すべきだったこと。

  • 経費の合計額: 自分の感覚と合っているか。60万円のつもりが120万円になっていないか
  • 還付額の妥当性: 収入に対して還付額が大きすぎないか
  • 重複チェック: 同じ支出が別の入力経路(口座連携と手入力など)で重複していないか

ツールを使う以上、最終チェックは自分でやる。この当たり前のことを、100万円で学びました。


e-Tax が圧倒的に便利

手続き方法は「紙の申告書を税務署に持参・郵送」か、「e-Tax でオンライン完結」の2種類。

今はマイナンバーカードとスマホがあれば、確定申告書作成コーナーから案内に沿って入力するだけで申告書が作れて、そのまま送信できます。税務署に行く必要はありません。

申告期間は毎年 2月16日〜3月15日 前後です(年によって数日のズレあり)。


まとめ

  • 副業収入の所得が年間20万円を超えたら確定申告が義務
  • 確定申告で払いすぎた税金が戻ることもある(医療費控除、ふるさと納税、経費計上)
  • 配信機材はほぼ経費にできるが、按分と根拠が必要
  • 会計ソフトの「完了」を鵜呑みにしない。提出前に自分の目で数字を確認する

最後の1点だけは、100万円を無駄にした私が一番伝えたいことです。

申告に不安がある方は、最寄りの税務署の無料相談窓口か、税理士への相談をおすすめします。

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