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配信について

StreamElementsの使い方|結局ずっと使っているのは2つ。3つ目は置いてあるだけでした

StreamElementsの使い方|結局ずっと使っているのは2つ。3つ目は置いてあるだけでした

StreamElementsの使い方|結局ずっと使っているのは2つ。3つ目は置いてあるだけでした

「最近Twitchを見ていると、フォローした瞬間にド派手なアニメーション演出が画面に出るあれって、どうやってるの?」 「OBSで自分のカメラと画面だけを映しているけど、画面が殺風景すぎてなんとかしたい…」

配信画面の「見た目とインタラクティブ性」を簡単にプロレベルにしてくれるツールがStreamElements(ストリームエレメンツ)です。知名度・信頼性・使いやすさすべてにおいてトップクラスで、初心者から上級者まで幅広い配信者に世界中で使われています。 しかも、基本機能はすべて無料で使えます(公式サイトの表記も 2026年8月時点で「100% FREE forever!」のままです)。

私自身、配信に導入してから今もずっと使い続けています。ただし正直に書いておくと、最初は面食らいました。できることが多すぎて、どこから手を付ければいいのか分からなかったからです。加えて管理画面はほぼ英語で、日本語に慣れた目にはメニューの意味を拾うだけでも一苦労でした。

結論から言うと、最初に触るべきなのは2つだけです。アラートとオーバーレイ。私が今も日常的に使っているのも、結局この2つです。残りは必要になってから覚えれば間に合います。

この記事では、機能の全体像を押さえたうえで、その2つを中心に導入手順を解説します。 そして後半では、「使っているのは2つ」と言い切っていた私が、実は3つ目を置きっぱなしにしていた話を書きます。放置していたせいで、2026年12月31日という期限に気づくのが遅れました。同じ設定をしている人には他人事ではない話なので、そちらもあわせて読んでみてください。


StreamElementsでできること(主な機能)

先に全体像です。ただしこの4つを全部やろうとしないでください。私は最初にこれを一覧で見て「多い」と思考停止したので、同じ轍を踏まないよう先に書いておきます。実際に使うのは1と2からで十分です。

1. オーバーレイ(配信画面の装飾)

OBSの配信画面にカメラ枠、ゲーム情報、フォロワー数カウンターなどのウィジェット(飾り)を追加できます。 StreamElementsのエディター上でドラッグ&ドロップで直感的に配置でき、デザインのテンプレートも豊富に用意されているため、デザインの知識がなくてもカッコいい画面が作れます。

2. アラート(フォロー・サブスクの演出)

誰かがあなたのチャンネルをフォローした瞬間、サブスクライブした瞬間、スーパーチャットを贈った瞬間に、自動で画面上にアニメーションと効果音を表示させる機能です。 「○○さんがフォローしてくれました!」という演出が画面に爆発するあれです。

3. チャットボット(SEbot)

コマンド自動応答(!discord と打つとDiscordサーバーのURLを自動返信するなど)、定期メッセージ(「チャンネル登録よろしくお願いします!」を15分ごとに自動投稿)、荒らし対策(スパムを自動削除)などができるチャットボット機能です。

4. 視聴者ポイント(ロイヤルティシステム)

視聴者が配信を見ている時間に応じてポイントを貯められる「ロイヤルティポイント」機能です。 貯まったポイントを使って視聴者が「コマンドを発動」したり「リクエストを出す」仕組みを作れるため、常連リスナーへの「ご褒美」として機能します。

補足:運営元が変わりました(2026年8月)

StreamElements は Razer 傘下になりました。 Razer公式の買収FAQによると、新しいプライバシーポリシーは 2026年8月1日から有効です。

機能面については公式に次のように書かれています。

All core creator tools including overlays, on-stream alerts, chatbot, tipping pages, SE.Merch, SE.Live, and sponsorships will continue without interruption. (オーバーレイ、配信中のアラート、チャットボット、チップページ、SE.Merch、SE.Live、スポンサーシップを含むすべての主要クリエイター向けツールは、中断なく継続します)

つまりこの記事の手順はそのまま使えます。ただしチップ(投げ銭)を受け取っている人だけは、後述する期限の話が関係してきます。


StreamElements導入の手順(5ステップ)

難しそうに見えますが、手順を一つずつ踏めば30分以内に基本設定が完了します。

先に注意点をひとつ。管理画面はほぼ英語です。日本語化のオプションは期待しない方がいいです。ただ、実際に触る項目は決まっているので、以下に出てくる英語のメニュー名さえ覚えてしまえば困りません。私も英語が得意なわけではありませんが、「Overlays」「Alertbox」「Bot」の3語だけ分かれば操作できています。

ステップ1:アカウント作成・連携

  1. StreamElements公式サイト にアクセスして「Login with Twitch」または「Login with YouTube」でサインインします。

ステップ2:オーバーレイを作成する

  1. ダッシュボード左メニューの「Overlays(オーバーレイ)」を選択。
  2. 「New Overlay(新規作成)」を押し、テンプレートから好みのデザインを選ぶか、空白から自作します。
  3. 右下に表示される「Widget URL(ウィジェットのURL)」をコピーします。

ステップ3:OBSにStreamElementsオーバーレイを追加する

  1. OBS Studioを開き、シーンのソースに「ブラウザ」を追加します。
  2. 先ほどコピーしたウィジェットURLを貼り付け、幅1920・高さ1080に設定してOKを押します。
  3. これで配信画面にStreamElementsのオーバーレイが表示されます。

ステップ4:アラートを設定する

  1. StreamElementsのダッシュボードから「Alertbox(アラートボックス)」を開きます。
  2. フォロー・サブスク・チップ(投げ銭)それぞれのアラートに、表示するアニメーションや音声を設定します。
  3. ステップ3と同様の手順でOBSにアラートボックスのURLも追加します。

ステップ5:チャットボットを有効にする

  1. ダッシュボードの「Bot(ボット)」から「活性化(Activate)」ボタンを押し、ボットをチャンネルに参加させます。
  2. 「Commands(コマンド)」から、!命令名 → 返答内容 の形で好きな自動返答を設定します。

ここからは、私が実際にどう使っているかの話です

ここまでが一般的な導入手順です。ここから先は、実際に使い続けている側から見た正直な話を書きます。

「使っているのは2つ」と数えたとき、3つ目が抜けていました

日常的に触っているのはアラートとオーバーレイの2つ。これは今も変わりません。

ただ、この記事を見直したときに気づいたことがあります。StreamElements のチップページ(投げ銭の受け口)も、私のアカウントには設定してあります。 設定した記憶はあるのに、「使っている機能」を数えるときに入っていませんでした。

理由ははっきりしています。触っていないからです。 アラートとオーバーレイは配信のたびに画面に出るので、使っている実感があります。チップページは一度URLを作ったら、そのあと自分では開きません。動かしているつもりがないものは、機能を数えるときに指を折る対象にならない。

さらに正直に書くと、投げ銭の受け口は StreamElements 以外にも4つ持っています。合計5つです。 理由は単純で、視聴者が使いやすい方法を選べるようにしたかったからです。そして受け口を1つ増やす作業は、どれも数分で終わります。数分で終わるものは、迷わず増やせてしまいます。

受け口を5つに増やしても、貯まってはいませんでした

前述のとおり、StreamElements は 2026年8月に Razer 傘下になりました。この買収で、チップまわりには期限が付いています。公式FAQの記載はこうです。

Your existing SEPay balance can be withdrawn until 31 December 2026. (既存の SEPay 残高は 2026年12月31日まで出金できます)

To continue earning tips connect a PayPal account to your StreamElements profile. (チップを受け取り続けるには、StreamElements のプロフィールに PayPal アカウントを接続してください)

出典: Razer公式 StreamElements 買収FAQ

私はこの期限を、8月の後半になるまで知りませんでした。 サービスは毎日ふつうに動いていて、アラートもオーバーレイも何も変わらず出ていたからです。壊れていないものは、わざわざ確認しに行きません。

期限があると知って、残高を確認しました。結果は、出金する必要のある額ではありませんでした。

受け口は5つあります。設定にかけた時間もその分あります。それでも、期限付きで消えるかもしれない残高は、動かす手間をかけるまでもない額でした。

一般的な解説記事は「チップページも設定しておきましょう」で終わります。設定は5分で終わるので、書く側も読む側もそこで満足してしまう。でも実際にやってみて分かったのは、受け口の数と、入ってくる額は関係ないということです。増えるのは、仕様変更を追いかけなければいけないサービスの数の方でした。

期限が来る前に、あなたがやること

私の残高がどうだったかは、あなたには関係ありません。関係があるのはこの2つです。

  1. StreamElements でチップを受け取ったことがあるなら、2026年12月31日までに残高を確認する。 出金できるのはこの日までと公式に明記されています
  2. 2027年以降もチップを受け取り続けたいなら、PayPal アカウントを接続する。 これは残高の有無と関係なく必要です

そして書いておくと、私はまだ PayPal の接続をしていません。 残高を確認しただけで止まっています。「あとでやる」と思っているうちに 12月31日は来ます。この記事を読んでいる今が、たぶん一番手が動くタイミングです。

投げ銭の受け口をどこに置くかを比較したい方は、投げ銭の手取り比較も書いています。還元率の話より先に読んでほしい前提を先頭に置いた記事です。 StreamElements と Streamlabs のどちらを選ぶかで迷っている方は、StreamlabsとStreamElementsの違いの方が近い内容です。

チャットボットと視聴者ポイントは、今も有効化していません

導入手順のステップ5にチャットボットを書きましたが、実は私はまだ有効化していません。 視聴者ポイントも同じです。導入してから今まで、一度も触っていません。

そして今のところ、それで困っていません。

これは「不要な機能だ」という意味ではありません。コマンドや荒らし対策が必要になる規模と進行に、まだ私が来ていないというだけです。必要になれば、そのとき有効化します。

ただし1つだけ補足があります。荒らし対策については「困っていないから何もしない」で通してよい人と、そうでない人がいます。チャットボットを入れないと決めるなら、その役割をどこか別のところが持っているかだけは確認してください。 どこにも無い状態の「困っていない」は、まだ来ていないだけかもしれません。

私自身、別の記事を書くために自分の設定を見直したとき、チャットの荒らしには実際に困っているのに、NGワードをほとんど登録していなかったことがあります。困っている自覚と、対策を入れてある状態は、思っているほど連動していません。このときの話はNightbot完全ガイドに書きました。

受け口を増やしたら、手取りは自分で数えるしかありません

受け口が5つに増えて実際に困ったのは、金額を貯めることではなく数えることでした。サービスごとに手数料率が違い、管理画面もバラバラで、年末に合計を出そうとすると5か所を開いて回ることになります。

この手間を減らすために、配信収益ダッシュボードを作って公開しています。ブラウザだけで動く無料ツールです。

  • 対象月・プラットフォーム・収益種別・金額を入れると、手数料を差し引いた手取りが自動で出ます。 StreamElements・Streamlabs・Doneru・OFUSE の手数料率はプリセット済みで、手数料率は自分で上書きもできます
  • プリセットに無いサービスは「その他投げ銭」で登録し、手数料率を手で入れれば同じように計算されます
  • 月別推移・プラットフォーム別・種別内訳の3種類のグラフが出るので、どの受け口が実際に効いているかが見えます
  • 確定申告用に CSV / JSON で書き出せます
  • データはブラウザの端末内(localStorage)だけに保存され、外部には送信されません

「受け口を増やしたけれど、どこにいくら入っているか把握していない」という状態は、私自身がそうでした。受け口を増やすより先に、今ある受け口の合計を1回数えてみる方が、たぶん効きます。


まとめ|まずはアラートとオーバーレイだけ設定してみよう

StreamElementsは機能が多いため最初は圧倒されますが、最優先でやるべきことは1つです。

「フォロー・サブスクのアラートを設定してOBSに追加する」、これだけ。

これだけで配信の見え方は激変し、フォローしてくれた視聴者に「気づいてもらえた」という実感を届けられます。

冒頭にも書きましたが、私は導入当初、機能の多さに圧倒されて全部を理解しようとして疲れました。振り返ってみると、チャットボットも視聴者ポイントも、後回しにして何の問題もありませんでした。今もアラートとオーバーレイが中心です。

一方で、後半に書いたとおり「置いただけの3つ目」は残ります。 チップページは設定した記憶すら薄れ、12月31日という期限に気づくのが遅れました。設定が5分で終わる機能ほど、増やしたあと確認しなくなります。

まずは1つ設定して、配信に出して、反応を見る。必要が出てきたら次を足す。そして足したものは、半年に一度でいいので生きているか見に行く。 その順番で十分だと思います。

配信まわりの環境づくりでは、他にも無料で使えるツールを 配信ツール一覧 で公開しています。コメントの読み上げや翻訳など、StreamElementsではカバーしない部分を埋めたいときに覗いてみてください。

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