配信中に流しているBGM、画面にどう表示していますか?
私はずっと iTunes のウィンドウをキャプチャしてトリミングし、OBSプラグインの spectralizer と組み合わせて表示していました。見た目はそれなりに作れるのですが、この構成には弱点があります。OBSのバージョンアップや不具合のたびに、プラグインが使えなくなるタイミングが発生するんです。安定して使い続けることができませんでした。
もうひとつ、人に勧めにくいという問題もありました。同じ構成を第三者に教えようとすると、「プラグインの導入」というだけでちょっと敷居が高いと感じる人が多かったんです。
それなら自分で作ってしまおう、と思って作ったのが Chapi Music Player です。この記事では、開発者本人として、できること・できないことを正直に紹介します。
何ができるアプリなのか
一言でいうと、ローカルの音楽ファイルをOBS配信画面に「映え」させるWindows専用の音楽プレイヤーです。
OBSのブラウザソースに専用URLを1本貼るだけで、再生中の曲名・アーティスト名・波形ビジュアライザーが配信画面に表示されます。プラグイン不要、ウィンドウキャプチャ不要です。

ブラウザソースの基本的な使い方は OBSブラウザソース入門の記事 でも書いていますが、「URLを貼るだけ」で完結するのがブラウザソースの良いところです。それを音楽プレイヤーでやりたかった、というのがこのアプリの出発点です。
推しポイントは3つ
1. 自分の聴いてほしい曲を「曲名込み」で流せる
最近は Suno などの生成AIで音楽を作る遊びが広がってきていて、「自分で作った曲を配信で流したい」という場面が増えていると思います。Chapi Music Player なら、ローカルの音楽ファイルをそのまま再生して、曲名・アーティスト名込みで画面の端に流すことができます。曲情報はアプリ内で自由に編集できるので、生成した曲に自分でタイトルを付けて表示する、という使い方がそのままできます。
2. ブラウザソースだけで表示できるので、導入が簡単
表示に使うのはOBS標準のブラウザソースだけ。アプリを起動して、OBSにURLを貼れば終わりです。ウィンドウキャプチャのトリミング調整も不要です。
3. プラグインが要らない
spectralizer のような外部プラグインを入れないので、OBSのアップデートで表示が壊れる心配から解放されます。ここが私にとっては一番の動機でした。
私の配信での使い方
自分の配信でも実際に使っています。ビジュアライザーは8種類ありますが、私は定番の Bars を使っています。
オーバーレイは少し透過させておくのがおすすめです。配信画面の他の要素と重なっても、「見えない」という視覚的ノイズにならないようにしています。私はOBS側にカラーキーのフィルタを掛けて不透明度を調整しています。フォントや色などの見た目はアプリ側のUIからも変更できて、OBSにリアルタイムで反映されます。

主な機能
配信表示まわり以外にも、音楽プレイヤーとしてほしかったものは一通り入れています。
- 対応形式: MP3 / FLAC / WAV / OGG / AAC / M4A / OPUS / WebM
- ビジュアライザー8種類(Bars / Wave / Circular / Spectrum / Mirror / Particles / Fill / Rings)
- OBSオーバーレイのフォント・サイズ・色・透明度カスタマイズ
- 10バンドイコライザー+プリセット6種
- プレイリスト作成・ドラッグ&ドロップ並び替え
- スマートプレイリスト(最近追加した曲 / よく再生する曲 / BPM範囲)+BPM自動解析
- 曲ごとのメモ・ムードタグ
- ABリピート・再生速度変更(0.5x〜2.0x)

中身は Tauri v2(Rust + React)で作っていて、Electron 製アプリより軽量です。ユーザー操作でクラッシュしない・データが壊れないことを最優先に作りました。
購入前に気にしたほうがいいこと
正直に書いておきます。以下に該当する方は買わないほうがいいです。
- macOS / Linux を使っている(Windows専用です)
- 音楽ファイルをよく別フォルダへ移動する運用をしている(再スキャンが必要になります)
- 2,000曲以上のライブラリを想定している(動作はしますが重くなる可能性があります)
- 継続的なアップデートを期待している
このアプリは売り切り商品です。本業と配信と他の開発がある中で、「購入者全員への継続サポート」を約束すると必ず誰かを待たせることになるので、最初から次のように明示しています。
- サポートは提供しません。使い方の質問にはお答えできません(取扱説明書を同梱しています)
- 現行バージョンへのアップデートは予定していません
- 大きな機能追加をする場合は V2として同価格で新たに販売開始し、V1は販売停止する予定です
免責事項
- 本アプリの導入・使用は自己責任でお願いします。使用によって生じたいかなる損害についても、作者は責任を負いません
- すべての環境での動作を保証するものではありません
- デジタル商品の性質上、購入後の返金には対応できません
販売ページ
BOOTHで販売中です。
🔗 Chapi Music Player(BOOTH・500円)
- 価格: 500円(売り切り)
- 同梱物: 実行ファイル本体+取扱説明書
- 動作環境: Windows
テスター募集はXでやっています
アップデート版や新しいツールを作るときに、公開前のテスターを募集することがあります。興味のある方は X(@chapihara)をフォローしておいてもらえると声を掛けやすいです。
おわりに
自分が配信で困っていたことを、自分でアプリにして売るところまで持っていけたのは素直に嬉しいです。
使ってくれた方の配信画面に、自分のプレイヤーが映るかもしれない。それだけでも作った甲斐がありました。配信で使っている様子をSNSで見かけたら、勝手にガッツポーズします。
透明性の明記: この記事にPR・アフィリエイトは含まれていません。自分の商品の告知記事です。
