レイドを受けたときの、あの数十秒が苦手です。
知らせが出て、人がどっと入ってきて、挨拶をする。でもその配信者がどんな配信をしている人なのか、こちらは分かっていません。「ありがとうございます」以上のことが言えないまま、場が落ち着くのを待つことになります。
来た視聴者のほうも同じです。さっきまで見ていた配信者の話をしたいのに、こちらは何も知りません。
CRC(シーアールシー) は、その数十秒を埋めるツールです。正式名称は Chapi Raid Clips ですが、長いので CRC と呼んでください。
一言でいうと、レイドが来たら相手のクリップが流れます。
1. 配信者は何も押しません
レイドを受けると、CRCがレイド元の配信者のクリップを取ってきて、配信画面で再生します。
配信者が操作する場面はありません。URLを探して貼る手間も要りません。
流れるのはその人の一番おもしろい60秒です。レイド元の方にとっては自分の見せ場が流れ、来た視聴者にとっては馴染みの場面が出ます。挨拶をしながら、その絵について話せます。
2. チャットに貼られたクリップも流せます
ここは既定オフです。使う方だけオンにしてください。
チャットにクリップのURLが貼られたら、それも再生します。 「あの場面おもしろかったよね」と視聴者が貼ったものが、そのまま画面に出ます。
!clip アカウント名 と呼ばれたら、その人のクリップを流す機能もあります。こちらも既定オフです。
3. チャット貼りだけならログインが要りません
CRCは機能によってログインの要否が分かれます。
| 機能 | ログイン |
|---|---|
| チャットに貼られたクリップの再生 | 要りません |
| レイド元のクリップの再生 | 要ります |
!clip アカウント名 での呼び出し | 要ります |
まず触ってみて、必要になったらログインするという順で使えます。
レイド機能をオンにしようとしたときは、その場にログインのボタンが出ます。別の画面に飛ばされることはありません。
なお追加の権限は求めません。クリップの一覧は公開情報なので、ログインしていれば読めます。
4. チャンネル名は自動で入ります
ログインすると、チャンネル名が自動で入ります。手で打つ必要がありません。
ただし空のときだけ入れます。すでに何か入っている場合は書き換えません(モデレーターの方が他の配信者を手伝うことがあるためです)。
自動で入れたときは、そのことを画面に出しています。黙って入れることはしません。
5. 止まっていることが画面に出ます
CRCの受け付けはOBSのドックの中で動いています。
そのため、ドックを閉じると受け付けが止まります。表示ソースだけ残っていても、レイドを受け取る側がいません。
これは隠すと厄介なので、止まっているときは画面に常時出しています。黙って止まるのが一番よくないと考えました。
できないこと
- Twitch以外のクリップは流せません。 YouTubeなどには対応していません
- 視聴者の投票でクリップを選ぶことはできません
- クリップの承認や待機列の一覧はありません
- レイド以外での自動連続再生はしません
- レイド元へのシャウトアウトはしません。 それはCRNの役割です
- OBSのドックを閉じると止まります
使い始めるまで
- CRCのページを開きます
- OBSの「表示」から「カスタムブラウザドック」を開き、操作パネルのURLを貼ります
- 配信画面のシーンに「ブラウザソース」を足して、表示用のURLを貼ります
- レイド機能を使う場合は、パネルの中でTwitchにログインします
ブラウザソースの大きさは、配信画面と同じ大きさにしてください。クリップは画面の中に収まる形で出ます。
ひとつ大事なことがあります。ログインは必ずOBSの中のパネルから行ってください。 普段お使いのChromeなどで同じURLを開いてログインしても、OBSの中には引き継がれません。
保存されるものについて
設定は、OBSの中のブラウザにだけ保存されます。Chapilabのサーバーには送っていません。
裏を返すと、OBSのキャッシュを消すと消えます。
姉妹ツール
CRCは「迎える側」の道具です。「出す側」はCRNにあります。 レイド先を選ぶところから、シャウトアウトまでを引き受けます。
レイドで来た海外の視聴者のコメントを読み上げたい方はVoice Ensemble、コメントを配信画面に流したい方はCNCGをどうぞ。
CRCは無料です。登録も要りません。
「レイドを受けたときに、もう少し会話ができたらいいのに」と思っていた方に使ってほしいツールです。使ってみて「ここが足りない」があれば教えてください。
